兵庫県立美術館で開催中の「県美プレミアム」
1年を3期に分けてテーマを設定。
1万点を超える所蔵品の中からセレクトして、展示を行っています。
(取材で伺い、会場内は許可をえて撮影しています)
今回のテーマは
「Back to 1918:10年ひと昔と人は言う」
なんだか、歌のフレーズにありそうなそんな雰囲気です。
10年ごとに遡ります。それを10回繰り返し、100年間のタイムトリップを楽しもうという趣向なんです。
今回は2008年、1998年、1988年をご紹介します。
2008(平成20)年
北京オリンピックの開幕、リーマンショックがが起きた年でもあります。
日本では、ぱっつん前髪とアラフォーがブームになりました。
県立美術館では、日本人ブラジル移民100周年を記念した「日本×ブラジル 旅が結ぶアート」展が開催されました。
1998(平成10)年
和歌山毒物カレー事件発生、明石海峡大橋開通、郵便番号が7ケタになった年。
流行語は「だっちゅ〜の」映画「タイタニック」が大ヒット。
芸術界では、高松次郎が死去。人の影」を絵画として描くという表現方法で世界中から注目された、戦後日本美術のスター的存在の人でした。
1998年には高松次郎の作品が2点展示されています。
立体と平面。何が見えてきますか?
1988(昭和63)年
世界最長青函トンネル開通、瀬戸大橋開通。東京ドーム完成。
昭和天皇重篤となり自粛ムード。
新語・流行大賞は「ペレストロイカ」 その他「オバタリアン」「お局さま」などが流行。
好景気に沸いたこの年。
なんとなくですが、ふわふわとした地に足がつかないような、そんな空気が流れていたように思います。
振り返ってみると、大きな時代の変化を予感させる出来事が相次いだ年でした。
10年ごとに区切ることで見えてくるものがあるはず。
会場内を行ったり来たりして楽しんでいただきたいです。
今回は3つの章をご紹介。
まだまだ、展覧会の序の口「入り口」です。
1978年以降は、また後日。
兵庫県立美術館「県美プレミアム」
6月24日まで開催されています。
展覧会に行こう!甲斐千代子の取材日誌〜
関西で開催中の展覧会を中心に♡
0コメント