ととんねるずの木梨憲武さんの個展「木梨憲武展 Timing-瞬間の光-」が開幕しました。
事前の記者内覧会では、木梨憲武さんご本人が登場、作品に対する熱い思いを語りました。
※ 取材で伺い許可を得て撮影しています。無断転記転載などはお断りしています。
とんねるずとして活躍しながら、画家としても活動してきた木梨さん。
今年6月には、念願だったイギリス・ロンドンでの個展を実現、好評を博しました。
今回の展覧会にはロンドンで発表された新作を含め、約180点が展示されています。
大阪をスタートして、2020年の東京開催まで全国14か所を廻る巡回展です。
最初に展示されているシリーズはREACH OUT。手を差し伸べる、人と触れ合うという意味で、仲間や友人とのつながりや助け合いというメッセージが込められています。
注目point① 木の香りに誘われて・・・
左《REACH OUT Tree》素材は木、手をモチーフとしたパーツを幾重にも組み合わせています。木の香り漂う作品。近づきすぎに注意です!
point② 関西人感激!
関西のお好み焼きやたこ焼きからインスピレーションを得た作品。右《REACH OUT get!》
木梨さん曰く「お好み焼きを食べに行くとお店の人が、ソースやケチャップ、マヨネーズを格好良く演出で上からふわ~っとかける、あの感じで描きたかった。ソースと同じような柔らかさにアクリル絵の具をといて(ソースなどを入れる容器に入れて)一回勝負で書きました」とのこと。
point③ 1000人の妖精。あなたそっくりのもいるかも!
奥様である安田成美さんが、子供のころ笑わせてくれる妖精にトイレで会ったことがある、という話からイメージして作った妖精シリーズ。
段ボールを切り抜いて作ったその姿は、ふたつとして同じものはありません。
そして「ハイヒールりんご姉さん」妖精がどこかに・・・探してみてください。
木梨さんの作品を見ていて感じるのは、モノトーンであっても、ビビットなカラーあっても、柔らかくて温かく、それでいて全く迷いを感じさせないラインで表現されているということ。
自由で包み込むような柔軟さと、一本筋の通った、ある意味緻密で頑固な面とが共存している、木梨さんご自身を見ているような気がしました。(生意気ですみません)
point④ 優しさあふれてます
そして、会場のラストを飾る作品の横には木梨さんのメッセージが・・・
会場出たところにはメッセージボードもおかれています。
この展覧会で生まれる様々な出会いはもまた、「Timing」だと私は感じます。
木梨さんがサブタイトルに込めた思いを、あなたはどう受け取りますか?
「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」
大阪文化館・天保山で9月2日まで開催しています。
詳細はこちら公式HPで↓
http://www.kinashiten.com/
展覧会に行こう!甲斐千代子の取材日誌〜
関西で開催中の展覧会を中心に♡
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